「パパ活に興味はあるけど、援助交際とは何が違うの?」と疑問に思っている人も少なくないでしょう。
この記事ではパパ活と援交の違いについて詳しく解説していきます。
パパ活をする際の注意点なども合わせて説明するので、これからパパ活を始めてみたいという女性は参考にしてくださいね。
パパ活と援交の違いとは?
援交とパパ活は同じものだと認識している人は多いですが、全くの別物です。
男性から女性がお金を受け取るという点だけは共通しているものの、様々な違いがあります。
具体的にどのような違いがあるのかを4つのポイントからご紹介するので参考にしてください。
- 目的の違い
- 相場の違い
- 利用している人の違い
- 活動方法の違い
目的の違い
まず、パパ活と援交では”行う目的”が異なります。
パパ活の場合は食事やデートなどで一緒に過ごすことが目的なのに対し、援交は身体の関係をもつことが目的です。
パパ活女子の中でもパパと身体の関係をもつ人はいますが、本来の目的はデートや食事。身体の関係をもつことが目的ではありません。
相場の違い
パパ活も援交も対価として男性からお金を受け取りますが、金額の相場や内容にも違いがあります。
まず、パパ活では食事やデートなどの条件によって金額は変わりますが、援交の場合はプレイ内容によって変わることが特徴です。
パパ活の内容 | 相場金額 |
---|---|
顔合わせ | 5,000円〜1万円 |
お茶や食事 | 1万円〜2万円 |
デート | 1万円〜3万円 |
大人の関係 | 3万円〜10万円 |
大人の関係なしの定期 | 3万円〜9万円 |
大人の関係ありの定期 | 10万円〜30万円 |
また、金額の相場感もパパ活の方がやや高め。身体の関係ありきではないため、食事だけでも1万円〜2万円もらえます。
利用している人の違い
パパ活と援交では、男女ともに利用している人の層にも違いがあります。
どのような違いがあるのかを男女別に下記の表にまとめてみました。
パパ活の場合 | |
男性 | 女性 |
30代〜50代が中心 経営者・会社役員・医師など高収入 清潔感のある人が多い | 20代〜30代が中心 学生・会社員・フリーターなど様々 男性経験が少ない人もいる |
援交の場合 | |
男性 | 女性 |
30代〜40代が中心 中小企業の会社員・土木作業員・フリーターなど様々 不潔感のある人も多い | 10代が中心 ほとんどは無職・フリーター 男性経験が多い人ばかり |
パパ活は高収入な男性が多く、普通の学生や会社員の女性もいるのに対して、援交の場合は低収入な男性が多く、無職やフリーターの10代女子ばかり利用している印象です。
援交は違法行為だということもあり、パパ活できないような10代が集まる傾向にあります。
活動方法の違い
パパ活と援交では活動するための方法も異なります。
一般的にパパ活は専用のマッチングアプリ(パパ活アプリ)で活動しますが、援交は出会い系サイトが中心です。
そもそも、パパ活アプリと出会い系サイトの違いが分からない方もいるでしょう。
ざっくり解説すると、パパ活アプリと出会い系サイトは会員層や機能面に違いがあり、パパ活アプリでは「年収証明機能」など高収入男性と出会いやすい仕様となっています。
一方で、出会い系サイトはどのような男性でも利用できるため、援交の出会いの場として活動する人が多いのです。
パパ活と援交には様々な違いがあることを分かっていただけたでしょうか。
パパ活は犯罪ではないの?
パパ活と援交の違いをご紹介しましたが「そもそもパパ活って犯罪じゃないの?」と気になる方もいるでしょう。
結論からいうと、パパ活は犯罪ではありません。
なぜパパ活が犯罪ではないと言い切れるのかというと、身体の関係をもつことが目的ではないからです。援交の場合は「売春行為」にあたり犯罪となります。
第二条 この法律で「売春」とは、対償を受け、又は受ける約束で、不特定の相手方と性交することをいう。
(中略)
第五条 売春をする目的で、次の各号の一に該当する行為をした者は、六月以下の懲役又は一万円以下の罰金に処する。
引用元:売春防止法|e-Gov法令検索
援交のようにならなければ、パパ活は法的にも犯罪に当たらないのです。
援交にならないパパ活方法
パパ活と援交の違いを理解しておかないと、「パパ活をしているつもりが、単なる援交になってしまう」という可能性があります。
ここからは、パパ活をするとき、援交にならないように意識したい内容について解説していくので、参考にしてください。
- 大人の関係を前提にしない
- 食事などのデートを目的として会うようにする
- 条件交渉に性行為を連想させるワードを使わない
大人の関係を前提にしない
パパ活では、大人の関係を前提にしないでパパに会うようにしましょう。
「性行為の対価としてお手当をもらうこと」を前提として会うのは、売春行為と見なされます。
顔合わせでも、最初は食事やお茶のみで終わらせるのがパパ活の基本です。
食事などのデートを目的として会うようにする
パパ活では、パパと会うときは「一緒に高級レストランに行く」「ショッピングに行く」など、デートを目的にするようにしましょう。
援交における男性の目的は「性行為」のみですが、パパ活をする男性の目的は、「女性と一緒にデートをする」など、疑似恋愛を楽しむことも含まれます。
「若い女の子と話して癒されたい」「恋人気分を味わいたい」といったパパの需要を、デートで満たしてあげましょう。
条件交渉に性行為を連想させるワードを使わない
パパ活アプリやサイトを使ってパパ候補の男性とやりとりをするときは、性行為を連想させる言葉を使わないように気を配りましょう。
例えば、「大人3でどうですか?」というやりとりを経てパパと大人の関係を持った場合は、援交になります。
「食事やデートをしてお手当をもらった後、お互いに合意のうえでホテルに行って大人の関係を持った」という場合は、性行為の対価としてお金を受け取っていないため、援交にはなりません。
「お手当はあくまで食事やデートの対価として受け取る」という姿勢でやりとりしましょう。
パパ活と援交に関する注意点
お金を稼ぎたいのであれば、法に触れる援交ではなく、パパ活という方法を選ぶべきです。
ここからは、パパ活をする際に、最低限押さえておくべき注意点を解説していきます。
- 18歳未満でパパ活をしない
- 既婚者とは大人の関係を持たない
- パパ活サイトやアプリで相手を探す
18歳未満でパパ活をしない
パパ活をしてみたいという女性は、18歳になってからパパ活を始めましょう。「本当は17歳だけど、お金が欲しいので18歳と偽ってパパ活をする」というような行為はしないようにしてください。
あなたが18歳未満の場合、食事のみで大人の関係がないデートをしただけでも、パパが「青少年保護育成条例違反」などで罰せられる可能性があります。
18歳未満の女性側には、パパ活を処罰する法令や罪はありません。ですが、男性側は逮捕されたり、最悪の場合家族や職を失ったりなど、ダメージが大きくなってしまいます。
法に触れないような健全なパパ活をしましょう。
既婚者とは大人の関係を持たない
パパ活では、大人の関係を持つか持たないかは自由です。ですが、パパが既婚者の場合は、大人の関係なしでパパ活をするようにしましょう。
既婚者とのパパ活は、パパの奥さんから「夫の浮気で精神的苦痛を受けた」として慰謝料を請求されるリスクがあります。
パパが未婚の場合は、他に彼女がいたとしてもその彼女が慰謝料を請求することは基本的にできません。ですが、パパが既婚の場合は、奥さんにはパパやあなたに慰謝料を請求できる権利があります。
大人の関係を持ってしまうと、「不貞行為」という肉体関係のある浮気とされ、離婚理由として認められてしまいます。
既婚者のパパとは、食事のみのデートをするようにしてください。
パパ活サイトやアプリで相手を探す
パパ活をするときは、パパ活向けのサイトやアプリを使って相手を探しましょう。
SNSを使ってのパパ活は避けてください。SNSは年齢確認不要で、無料で始められますが、どんな人が利用しているのかがわかりません。最悪の場合、犯罪に巻き込まれるなど、リスクが高くなってしまいます。
パパ活向けのマッチングサイトやアプリであれば、年齢認証のために身分証明書の提出が義務付けられていたり、男性側は利用するのに料金がかかるなど、セキュリティ面でも安心して利用しやすくなっています。
女性であれば、基本的に利用するのに料金はかかりません。低リスクでパパ活をするためにも、パパ活向けのサイトやアプリを使ってパパ候補の男性を探すようにしてください。
パパ活と援交の違いを把握して活動しよう
性行為を前提として金銭の受け取りをするのは「援交」になります。
パパ活では、健全な食事デートやショッピングデートでだけお手当の交渉や約束をするようにしてください。
パパ活と援交の違いを明確に把握したうえで、安全にパパ活に取り組んでいきましょう。